一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第48章 小悪魔な甘さ(真波山岳) バレンタイン2019 完結
「そんなに待ってはやれんからな!
…泣く位なら俺にしておけ
ただ…泣いても好きなら貫けば良い
俺はお前の味方だ」
らしくない真っ赤な顔で
私の耳を赤くして
去って行く東堂に
下がりかけてた足は前に進む
私は東堂の気持ちに応える事は
きっと出来ない
それは東堂が一番分かってる
それなのに
真っ直ぐ向かって来てくれた
"私だって"
そう思うには充分な熱量だった。
帰り道、少し遠回りして
チョコの材料とラッピング材を買った
初めて作ったチョコは
白い羽根がハートに寄り添う形
ベタだけど可愛いと思える
ラッピングを施して
バレンタインの日の朝を迎えた
妙に熱い気持ちが
寒さに震えるなんて
思ってもなかった