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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第48章 小悪魔な甘さ(真波山岳) バレンタイン2019 完結


「山岳!!」

「ん?どうしたの?委員長」

「どうしたの?じゃないわよ!
なんでプリント出さないの!
私が先生に怒られるんだからね!」

オレ、箱根学園一年
自転車競技部の真波山岳

昼寝中のオレを目ざとく探し出しては
ガミガミ怒鳴ってる
眼鏡のオサゲの子は
幼馴染の委員長

そして
オレを探し当てる人は
もう一人居る

『真波くん
真波山岳くーん』

「あれー?布施さん
どうしたんですかー?」

二つ上の布施 姫凪さん

『東堂が探してたよ?
雑誌の取材がどうとか言ってたけど?』

「あ~…俺そういうの好きじゃないんで…」

『真波くんらしいね
東堂には見なかったって言っとく
じゃあね
…邪魔してゴメン』

オレと委員長を交互に見て
ニコリと笑って背を向ける

邪魔なんて
思ってないのに

「邪魔じゃないですよー?
そうだ!布施さん
山行きません?
自転車乗れるんでしょ?」

『私が乗ってるのは
普通の自転車
山なんか登れませんよ、真波くん。
てゆっか東堂にバレたら
私まで怒られるじゃん
じゃあ、適当に部に行きなさいね』

「えー?良いじゃないですかー
雪が降り始めたら
山登れなくなるし
その前に布施さんと…」

『あ、ゴメン!東堂から電話だ!
ココの事はナイショにしててあげるから!』

あーぁ、また行っちゃった。 
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