一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第46章 小さく恋、育つ(宮侑) 生誕記念 完結
「痛っっ!!」
朝も早よから
ツイてない
「うわ…なにしとん?
ボーッとしとるから…」
「チョットは心配せぇや!
あ~…最悪や
北さんにドヤされるやーん」
冷ややかな治の視線に
涙目になる俺
「それはしゃあないやろ
今日は大人しくしとくんやな
ほら、肩
家まで貸したるわ
とりあえず病院開いたらスグ行けよ?
放っといたらアカンで」
治に助けられ家に帰り
患部を冷やす
そない大事やないと思うけど
今日は朝練もない日やし
チョットゆっくりするのも
悪くないか、と
かかりつけの病院に連絡して
ゴロンとベットに寝転ぶ
治はそのまま
また走りに行って
ポツンと残された一人の部屋
「…部活出来へんしなー
誘ってみよかな…」
携帯を取り出し
姫凪に電話を掛けた
長いコールの後
聞えて来たのは
〈なん?〉
姫凪の枯れた声