一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第4章 君に届け(丸井ブン太✴︎夢✴︎WEBリクエスト作品)完結
翌朝、登校すると真っ先に
ブンちゃんの教室に向かった
中を覗くとブンちゃんは
居なかった。
「姫凪?何しとるん?」
『あ、仁王先輩。お早うデス
あの…えっと…』
「ブン太ならもうスグ来るぜよ」
仁王先輩が先回りして答える
『え!?ヤダ!違いますっ!あの…』
「違ったん?おかしいのぅ…」
仁王先輩はアタフタする私を
面白そうに見て笑う
『も~~!イヂメないで下さいよ…』
「姫凪が可愛いから悪いんよ?」
仁王先輩が私に抱きついてきた
『チョット…辞めてください~!』
こんな所ブンちゃんが見たら…
「オマエら朝から何やってんの?」
後ろからしたブンちゃんの声に
私の体は一気に凍りつく
『ブンちゃん!?これは違うくて…
姫凪、ブンちゃんに話があって…』
「…チョウド良かった。俺もあるんだ
…屋上で話さねぇ?」
『うん…。いいけど…』
ブンちゃんの後ろを付いて屋上に上がる
何の話だろう。もしかしたら…
淡い期待が頭を霞める
『話って何…?』
背中をむけたままのブンちゃんに聞く
「姫凪・・あのさ…」
振り返ったブンちゃんの顔を見て
さっき頭を霞めた期待が薄れていった
見たことない顔。真剣で
どこか悲しそうな顔…。