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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第4章 君に届け(丸井ブン太✴︎夢✴︎WEBリクエスト作品)完結


「姫凪
ブン太と何かあったのかい?」

部活を終わらせた兄ちゃんと
暗くなりかけた道を歩く

『何で?』

「今日は二人とも様子が変
だったよ?喧嘩でもしたの?」

私の頭にブンチャンと
サクラちゃんの姿が
浮かぶ。自然に寄り添える
サクラちゃんに嫉妬してる
惨めな自分を思い出した

『ほら…なんか最近あの二人
いい雰囲気だからさ☆
邪魔しちゃ悪いじゃん♪』

「ブン太とサクラが?
まぁ、サクラは1年の
時からブン太しか見てないけど…
ブン太はその気ないだろ?」

え?サクラちゃんが?
もしかしたら、って思った事は
あるけど…やっぱり…
どうしよう…ブンちゃんが
サクラちゃんの気持ちに
気付いちゃったら…

ダメだ…私じゃ勝てっこない
私はあんなに素直になれない 

「姫凪?顔が青いよ」

兄ちゃんが心配そうに顔を覗き込む

『何でもないよ~1年の時から?
一途なんだ…
仲も良いしお似合いじゃん』

無理して笑ってみせる

「お似合いって…
姫凪本気で言ってるのかい?」

本気なわけない…なのに

『もちろん♪』

とっさに愛想笑いが出てくる
バカみたい…兄ちゃんにまで…
こんなんじゃ
一歩も前に進まないのに…

「そうか…さ、早く帰ろう…
冷えてきたよ…」

足早に家に向かった

そうだ…明日はブンちゃんの
為だけにお菓子を焼いていこう
ブンちゃんに少しでも
気付いてもらえるように

心を込めて…まだ間に合う…
…よね??
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