一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第39章 ♡”いつか”までナイショの話(瀬見英太)生誕記念 完結
細い指が俺の頬に触れて
キズを濡れたタオルで抑える
『痛い?』
別に痛くない
でも…
「少し…」
なんでウソついてんだろ
『マジだ…ごめん…
傷は残らないと思うんだけど…』
知ってる
こんなんでキズ残るなら
俺の顔はバレー部時代に
とっくにフランケンみたいになってる
「そりゃ困るなー…」
わざと困ったフリして
『だよね…参ったなー…』
この子の困る顔を見たいなんて。
俺、頭どうかしたのか?
「ま、男だから別に良いけどな」
どっちだよ!ってな?
なんだよ、これ。
俺の事なんか相手にするわけないのに
『ありがと』
この笑顔も
本気じゃないかもしんないのに
「どうも……」
なにトキメイてんだよ。