一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第39章 ♡”いつか”までナイショの話(瀬見英太)生誕記念 完結
「セミセミ!マリカちゃんは
止めときなー…って…
うわぁ…なんか嫌な予感」
「キャバ嬢に一目惚れとか
チョロい男の典型じゃないですか…」
「何でも良いが
終電が近いぞ瀬見。
お前の家は郊外だから
駅からのバスがなくなるぞ」
一人を除いて
いや、ある意味若利も
心配してんだろうけど
俺の、身の上を心配してる
「分かってる!
別に連絡しなきゃ良いだけだろ!
しねぇし!
店通う金もねぇし!
言ってて虚しいし!」
わざと戯けて喚いて
【酔ってふざける俺】を
演じ切って三人とは駅で別れた
「マリカ…ちゃん…」
淡いピンクにラメを飛ばした名刺を眺めて
独り言とか虚し過ぎる!
ヤッパリ駄目だろ。
相手にされるわけねえよな。
ピンク色の名刺を小さく折りたたんで
携帯用の灰皿に押し込んだ