一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第36章 たかが階段ひとつ分(夜久衛輔)生誕記念 完結
「ちっせ」
背が?
それ禁句なんだけど?
「あ゛?」
「そんな事ばっか気にしてるから
大事な事を見落とすんだろ?」
木葉の顔からニヤけた笑みが消え
「お前が気にしてるソレ
そんなに重要?
たかがじゃねぇの?」
お前からしたら
"たかが"かも知れねぇけど
何がわかるんだよ
「あと少しが足りない気持ち分かるか?
ソレで踏み出せなかった
悔しさ分かるのか?
後悔しても遅かった気持ちが
分かるのか?」
木葉を見上げ睨みつけると
「じゃあ、お前は
振られてまで背中押した女が
泣かされたって知ったヤツの気持ちが
分かる?」
細い目が鋭く光る