一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第36章 たかが階段ひとつ分(夜久衛輔)生誕記念 完結
まだ部活はあるから
言う事じゃないと過るけど
止まったらまた
臆病になるから
思い切り息を吸い込んで…
「うん…サンキュ…
でも…もう…作ってくんな…。
俺、食べれねぇから」
気持ちを吐き出すより早く
夜久が言葉を吐き出す
『え?なんで?』
吐きどころを失くした
息とセリフが喉につかえて
声が上手く出ない
「相手に悪いだろ?
だから俺はもう食えない」
相手?なんの事?
「弁当いつも美味かった
いい嫁さんになんじゃね?」
ちょっと待ってよ?
なんで背中を向けるの?
嬉しい言葉が
こんなに悲しく感じるのは何故?