一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第36章 たかが階段ひとつ分(夜久衛輔)生誕記念 完結
「夜っ久ん
購買行く〜?」
部活の昼休み黒尾が顔を覗きこむ
「俺、今日は弁当」
「羨ましいネェ
また愛妻弁当ですかァ?」
ニヤニヤした面を見ても
回し蹴りを食らわさなくなった俺は
二年前よりオトナになったと思う。
「誰か紹介しろ
エロ尾鉄朗
干乾びる」
汗を拭いながら
スポドリに手を伸ばすと
『なんだ!夜久お弁当あるの?!
言ってよぉ!
黒尾〜食べる?』
高い声が頭の上から
降ってくる
声の主は
同級生の
布施 姫凪
一応幼馴染で
友達だ。
なんで一応、か。
それより今は
「なんで俺が
お前に言わなきゃなんねぇの?
つーか、見下ろすな」
これ重要。