一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第4章 君に届け(丸井ブン太✴︎夢✴︎WEBリクエスト作品)完結
ブン太side
俺には好きな奴が居る
必死になってアピッて
もう2年。仲は良いと思う
でも脈があるとは思えねぇ…
アイツにとって
俺は只の‘イイ人‘で、
そろそろ引きどき?
なんて思う今日この頃
『こんちゃ~♪
差し入れの時間だよ~~』
部室のドアが勢いよく開き
女子が二人入ってきた
「いつも悪いね…ありがとう」
「いいのよ。私たちが好きでし
てるんだから」
幸村に微笑んで
答えるのはサクラ
俺らと同じ3年で
幸村とは幼馴染だ
『そうだよ♪それに
毎日兄ちゃんに逢いに来れるし…』
幸村に飛びついて笑うのは
幸村の妹 姫凪
俺が好きなのはコッチ
「幸村だけかよぃ?俺は?」
姫凪を引き寄せて
顔を覗きこむ
『もぅ!ブンちゃんは…
またそういう事する…
からかわないで下さい~~』
プイッっと顔を叛けて頬を膨らます
からかってるわけねぇだろぃ?
「まじだって❤︎姫凪に
だけだぜぃ?こんな事すんの」
姫凪の頭をなでる
『へぇ~…じゃぁ
こないだ一緒に居た綺麗な人は?』
「はぁ??」
そんな奴居たっけ??
『何か貰いながらデレデレしてた~』
「??…あ~…」
そういえば大量に
お菓子くれたやついたっけ?
『ほら。身に覚えあるんじゃん』
冷ややかな視線を俺に向ける
「いや…お前とそいつじゃ
格が違うだろぃ?」
なんて言ってみても
『はいはい…わかったよ~ん』
って苦笑いを返してくるだけ
こんな調子でイマイチ
進展しない仲に俺は正直
疲れかけていた