一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第32章 ♤お手をどーぞ?(松川一静)
「ありがと。
お前も頑張れ
俺も頑張る
次は振られんなよ?
俺の身体売約済みだから」
小原に背を向け
暗くなりかけた道を
姫凪の家に向かって
思いっきり駈け出した
走りながら
携帯を取り出し
姫凪に電話をかける
出てくれ…
靴音と心音が
低く耳に響き
そこにコール音が混ざる
足りない。
味のない飯みたいだ。
あと一つ。
これが一番重要。
俺を満たす
〈はい…?〉
うん、この甘い声
これが一番聞きたかった。