一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第31章 世界一静かな…(青八木一)生誕記念☆完結
『今読み終わったから
次どうぞ?』
返事を聞く間もなく
下巻を持って
去って行く
後ろ姿を追いかけると
図書室の奥に静かに腰を下ろして
ユックリページを開いて
本を読みだした
夕日が差し込み
髪の毛がキラキラしている
単純に綺麗だと思った
ただ話してみたくても
オレも彼女も
どうも口が回るタイプではないようで
図書室で度々逢うものの
良くて三言
悪かったら挨拶のみ
そんな関係が続いていた