第13章 ♢5つ星よりもレア（黒尾鉄朗）完結

「クロ？どうしたの？」

どうしたもこうしたもない

「なぁ。俺に言う事ねぇ？」

「別に…ないけど」

バックレるとかふざけてんのか？

「さっき、見たんだけどー？」　

「あぁ、アレ？うん。知ってる」

「てめ…しらばっくれ……」

てねぇ？？

「うん、しらばっくれてない」

心読まれた！？
俺、普通に研磨が怖くなってきた

「知ってるってなんだァ？
わかってて人の女に……」　

「付き合ってないじゃん」

痛いところ突くな！！
んでゲーム止めろよ！！

「これから付き合うんだよ！
てか、研磨！いっつもいっつも
いい所で邪魔とか
どんだけタイミング悪ぃのー？！」

「は？ワザとに決まってんじゃん
なんか普通に布施渡すの
ムカツクし………」

真剣な口調
研磨らしくない

「研磨、姫凪好きだったのか？」

「勝手に過去形にしないでくんない？」

結構な威圧感…怖ぇ………
とか、ビビってやれなくて
ごめんねー？