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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第13章 ♢5つ星よりもレア(黒尾鉄朗)完結


『…からかわないで…お願い…』

姫凪涙目になってる…
泣く程イヤとか俺どんだけよ?
ホントからかってるだけなら

楽だったのに…
楽なまんまが良かったのにな

「…からかってない…超本気で言ってる」

『だから…信じません…
って言ってるのに」

「わかってる。だから今ここで
思いっきり振ってくんね?
そしたら本気だった事忘れて
お前の事諦めて明日からまた
お前の嫌いな俺に戻るから…
本気の俺を今ここで振ってくれ…」

それならこんな苦しい言葉
言わなくて済んだのにな

『…なんで?なんで今更…?』 

俺の腕の中の姫凪の声が掠れてる

「泣く程イヤか…ゴメンなァ…なぁ早く
振ってくれよ…キライって言ってくれ
そしたら離す…から」

俺の声も掠れてるし…
振られる前から泣くとかダッセェ…

『言いたく…ありません……』

「………?」

姫凪の声に頭の中も涙も止まる

『…本気で言ってるのなら…
離して欲しくないから…振りたくなんか
ないから……』

姫凪が俺を見る
顔真っ赤で泣くの我慢してて
俺の知ってる姫凪の顔じゃなくて…


「ちょ…頭がついてかねぇ…」

『なんでですか!?バカですか!?
私は…黒尾さ…クロが本気なら…
私はキライなんて言いたくないんです!
私も…クロが好きですから!』

でも悪態つきながらの告白とか
妙に姫凪っぽくて
それ以上に嬉しくて…

「からかってねーよな?」

『クロと一緒にしないで下さい…』

「だってお前俺の事苦手だったろ?」

『今も苦手です!』

「へぇ~?苦手より好きが勝ったんだ?」

『そうですけどナニか!?』

どこまでツンデレ?(笑)
コイツの反応が1つ1つ愛しくなる
からかってやりたいけど無理かも…

「超嬉しくて死にそうだ…」

本音が口を滑っていって
冗談とかそんなもん追いつかねぇわ
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