一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第13章 ♢5つ星よりもレア(黒尾鉄朗)完結
「行こっ!クロ♡」
すっかり機嫌を直したオンナが
俺の腕に絡みついてくる
「おー、お前らも出るだろ?」
研磨と姫凪に目をやる
『確実にお邪魔でしょ?
先輩達お先にどうぞ?』
姫凪が部室の扉を指差す
そんな一緒に帰んのイヤか…?
「…お前らが先に行けば?」
『私の足の長さと研磨の歩行速度では
先に行った所で
追いつかれるかもしれないので。
後に出た方が
邪魔しないで済むし、お先にどうぞ?』
一瞬でそこまで考えてたのかよ
拒絶感ハンパねぇな
ま、別にいーけど………
「あっそ?じゃ、行くわー。
また明日な?」
「うん、じゃあね、クロ」
『サヨウナラ』
一瞬姫凪の顔が
すごく寂しそうに見えた
気になって振り返ってみたけど
そこにはいつもの姫凪が
研磨の隣で笑ってるだけだった