一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第8章 運び屋とハチ公(黒田雪成✣夢)完結
「ユキ?眉間の皺が凄いぞ?
心配なら追いかけ…」
「はぁ?なんだよ心配って?!
なんでオレがあの
万年花畑頭の心配しなきゃ
なんねーんだ!」
塔一郎の言葉を遮り
昼飯のパンを一気に詰め込み
ベプシで流し込む
「ごっそーさん!
オレちょっと用事思い出した」
塔一郎を残し教室を出る
別に追いかけるわけじゃないし
心配なんかしてるわけでもない
そう、強いて言うなら
アイツが舞い上がり過ぎねぇように
チョットちゃちゃ
入れてやろうと思ってるだけだ
誰にするでもない言い訳を頭に巡らせ
荒北さんが行きそうな所を見て回る
居た。ウサ吉の小屋の前で
餌をあげながら
なんか喋ってた
あんなにガチガチだったクセに
もう普通に笑ってる
こいつのこういう所が
最近また特にうぜぇ
「布施チャンって
まつ毛なげェのなー
素っぴんでコレ?」
荒北さんが布施の顔を覗き込む
「えー?そうですか?
てか荒北さんのが長くないですか?」
「ハァ?下まつ毛だけだろそれ。」
「上もツケマ付けてみます?!」
「宝塚みたいになったら
どーしてくれんよ?
オスカ〜ル‼︎的なよ?(笑)」
『その時は私もツケマ付けて
アンドレ〜‼︎って
言ってあげますよ(笑)』
「ハッ!ノリ良すぎか!
布施チャンのバァカ!」
ほぼ初対面だったクセに
なんかスッカリ仲良くなった2人
布施のデレデレした
顔にイラつきが増していく
なんつー顔よ?それ。
そんな嬉しいのかよ。
「でー?黒田はそこで
ナァニしてんのォ?」
振り向きもせず声を
かけられて飛び上がり
そうになる程驚いた
『あ!ユキちゃんも
ウサ吉に餌あげに来たの?
新開先輩今日お休みだからって
荒北先輩が連れてきてくれたの!
見て見て!
ウサ吉メチャ可愛いのー!』
布施がアホみたいに
浮かれた顔で話しかけてくる