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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第8章 運び屋とハチ公(黒田雪成✣夢)完結


『ユキちゃんて本当冷たいね!
女の子には優しくしないと
ダメなんだよーぉ!モテないよぉ!』

「ハイハイ。
優しくねぇ、モテねぇ、
オレは
そのプレゼント届けねぇ、
方向で」

『うわぁ!ごんなさい!
ユキナリさま!お願いします〜』

歩き出すオレの制服に
捕まり引きずるられるように 
付いてくる

「あー!うぜぇ!貸せ!
渡してやるから離せ!」

プレゼントをひったくり
制服を掴んでる布施の手を弾く

『ユキちゃん!ありがと!
大好きよ!』

「爪の垢程もうれしくねぇわ!」

布施を振り切り
朝練の為部室に向かう

「今日も朝から賑やかだなユキ。」

「ア?塔一郎?見てたんなら助けろや」

「いや、相変わらず仲が良いから
邪魔するのは悪い気がして」

「ハァ!?どこがよ!
そもそもオマエとアイツも
幼馴染だろーがよ!
てかオマエが連れて
来たんだろーが!責任とれ!」

それはまだオレらがガキの頃
アイツは塔一郎の隣の家に住んでた

当時身体が弱くてなかなか
友達が出来なかったアイツを
塔一郎が遊びに誘って連れて来た

この頃から塔一郎は
学級員気質なんだったと思う

それならそのままアイツの
面倒を見ててくれれば良いのに
今ではオレがアイツの
お守りをさせられてる
いつもオレの周りをうろちょろして
どんだけ冷たく
あしらっても纏わり付いて
オレの側から離れようとしねぇ

まるで…そう、犬。ハチ公オンナだ。

「でも布施は昔から
ユキに懐いてるし」

「アイツは誰にでもだろ!
バカみたいに誰にでも
尻尾振りやがって…犬か!
腹ペコの犬か!無駄に
キラキラした顔しやがって」

「最近布施の話をする時
ユキは機嫌が悪くなるな…」

そう言えばそうかもしれない
昔から苦手な部類だったが
今はその頃とは
少し違う。もっと苦手だ。
アイツと話してると
なんだかイライラするんだ。

毎回毎回、好きな男が変わるたびに
プレゼントを届けろ、だの
手紙を渡してくれ、だの
振り回されまくってるからだろうな。
オレをポスト扱いしやがって。
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