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一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】

第1章 ☆捨てられないキミ(御堂筋翔*夢)[きいろシリーズ①]完結


御堂筋side

足が止まったままの
ボクの目に新田の姿がうつる

新田はニヤニヤしながら
保健室を覗いている
保険医が居ないのを確認したのか
そのまま保健室に入っていった

ちょいまて…今布施さん
1人ちゃうのん?
このままやったら確実に
アイツに汚される…
たす…け…
んでえーんちゃう?

助けたところでボクに
なんの得もない…
ない…けど…

考えと裏腹にボクの足は
保健室に向かって進む
中から悲鳴に近い声が
かすかに聞こえる
わざと大きな声をあげてドアを叩く

新田は疚しいことだらけやろから
カマかけたらきっと
慌てて飛び出てくるハズや

「なんやねん。御堂筋くん
大声出してビックリするやん(笑)」

思った通りすぐ出てきた。
制服は整ってるけど
息遣いは乱れてる

中の様子が気になる…
布施さんは無事なん?

「…場所と立場弁えて行動せな
停学ではすまんくなるよ?」 

新田の肩を叩いてギョロッと睨むと

「!?なんや!なんのことやねん!!」

明らかに挙動不審な新田。
よっぽど疚しいことしてんねやろなー

「ボクぅがザクに切り札見せる思うんか?
プククク…キモ…!
弱い女いぢめてヘラヘラして…
キミィめっちゃキモいで〜〜」

目を細め睨み付けると
勝手に色々想像したんか

「…もうせんから…
誰にも言わんといてくれ…」

オドオドしながら口ごもる

「…考えとくわ…早よ去ねや」 

「…あぁ…」

新田が去っていく 

保健室の奥は静かで
グスグスと鼻を啜るような
音だけがしてた

カーテンに手をかける
小さな人影がビクリと動いた

「…布施さん…」

そっと開けて声をかけたら

「…み…どうすじ…くん?」

毛布にくるまって小さくなった
布施さんが
ボクを見上げてた

「どーしたん?何があったん?」 

『…なんも…ないよ…寝不足で…』

必死に笑顔作ろうとしてるのがわかる

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