一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第6章 不思議オンナと俺の距離(切原赤也✴︎夢)完結
「あ~あの、先輩と布施は
ただの従妹っすよね?」
「おぅ。彼女じゃねぇけど
好きじゃねぇなんて
言った覚えねぇぜ?
アイツ俺の初恋の相手だし?」
真剣な顔してる…
残念ながら冗談ではないらしい。
えぇっと…軽くライバル
宣言されてます?俺。
「まぁ、さっさと告っとくんだな
でなきゃ、俺が喰っちまうぜ?
最近姫凪って
やたら色っぽいんだよ。
潤んだ目とかで
見られたら理性飛びそうになるし?
なんか泣かしたくなんねぇ?」
ニヤリと笑った丸井先輩の顔に
冷や汗が吹き出す。
やばっ
…目が充血しそう…
「さ…させねぇ!!布施に
そんなひでぇ事したら
マヂぶっ潰しますよ?」
「お前、そのひでぇ事
姫凪にしてなかったけ?」
返す言葉が見当たらない
でも…でも!
「そ…そうっスけど…
俺意外の男が布施に、
ンナ事すんのは許せねぇ!
てか布施に触らせねぇ!」
「あっそ?んじゃ
そのテンションのまんま
一気に告ってくれば?姫凪んちは
俺んちの隣だから」
「言われなくても行きますよ!」
俺は勢いよく部室を飛び出した。
「はぁ…何やってんのかねぇ…」
「いやいや、中々
カッコ良かったぜよ?
ブン太は後輩思いじゃの。」
「うげっ!仁王?いつから
居たんだよ」
「さての?しかしワザと
赤也を煽るとはブン太も
策士じゃの…」
「けっ。別に策なんかじゃねぇし…
俺だってホントは…」
「しっとるよ?まぁ、初恋は
実らんというし…」
「ちぇ…嫌な奴…でもさ
やっぱ両想いなもん同士が
くっつくのが自然だろぃ?」
「…さての…いや…そうかもな…」
俺が居なくなった後でこんな
会話がされてるとはつゆ知らず
必死に走って
布施んちの前
インターホンを押した指が
やけに震える。
こえー…。
中から布施が顔を出した。