一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第5章 キミのために出来る事全て(東堂尽八*夢)完結
「布施!巻ちゃんを
好きになったのか!?」
それはシャレにならない!
『え…えぇ!?はぁ!?
何言ってんの!?マキちゃんが
好きなのは東堂でしょ!
マキちゃんが居るくせに
私にあんな事言ったりして
本気にしたくても出来ないじゃない!』
「本気にしたくても…って事は
布施もオレと
同じ気持ちなんだな!?」
『そこだけチョイス
してんじゃない!マキちゃんが
居るくせに私もとか本当ナイから!』
「チョット待て布施!
巻ちゃんはだなぁ!」
「オレが何ショ?」
「おー!巻ちゃん!
良いところに!コイツに
説明してやってくれ!」
後ろに居た巻ちゃんを
布施が振り返る
『…マキ…ちゃん?』
「な…なん…ショ?オマエ誰ショ?」
布施がジーッと
見つめるもんだから
巻ちゃんは少し照れたように
戸惑っている
「ム…!見つめ合うな!
布施わかったか!
オマエが気にしてた巻ちゃんだ!」
布施と巻ちゃんの間に割り込む
「クハッ!必死すぎっショ東堂」
吹き出す巻ちゃんに
「当たり前だ!コイツが
オレ以外を見つめるなど
有ってはならんからな!」
布施の肩を抱き寄せ言う
「それがお前の言ってた
約束の相手か。
2対1じゃブが悪かったな
でも次は負けないっショ」
オレたちを見て笑いながら
巻ちゃんは総北のテントに帰っていった
『…いつまで肩抱いてるの…』
布施がオレの手を叩いて言う
「ダメか?さっきの感じでは
オレたちは両想いのハズだが?」
『…なっ!』
「違うのか?」
『違わなくない…けど!
イキナリ近すぎるから!』
「何を言うか。オレが今どんなに
我慢しているか
わからんのか?
我慢しないと今にもオマエを
押し倒してしまいそうなんだぞ?」
『バッカじゃないの!?
何考えてんのよ!このスケベ!』
布施が真っ赤になって
オレを睨んでいるが
それはとうていオレへの
抑止材にはならない
それどころか逆にオレの中の
欲望が膨れ上がっていく