第1章 *
「潤くん、ご飯は…?」
「まだ。お前と食べたかったし。」
わーお。
こういう台詞をすんなり言っちゃうんですよね、この人。かっこいいですね、スマートです。
「じゃあ今から作りますね。」
「手伝うよ。」
「え、いいですよ。疲れてるんですから休んでください。」
「別に今日は疲れてないから平気だよ。」
「…そうですか?まあ、潤くんが大丈夫ならいいですけど…」
「よし、なに作る?」
「ん〜パスタとか?」
「いいじゃん、材料は?」
「ありますよ〜色んなやつ作れますよ。」
あーなんかいいなぁ、こういうの。
新婚さん、みたいな感じで幸せです。
また顔がにやけちゃいます。
「。」
「はい?ん、」
ちゅっと唇に柔らかいのが当たる。潤くんの唇です。女の私より、柔らかいし形もいいんですよね。ちょっと羨ましいです。
「どうしたんですか、いきなり…」
「したくなった。そんだけ。」
顔が、赤いですよ潤くん。でもきっと私も顔が赤いです。なんか、もう幸せ過ぎます!にやけてると、お前にやけすぎって笑われました。
終わり