第18章 ハッピーエンドのその後に
翔「んっっ…あんっっ…あぁっっ…」
「はぁっ…あぁっっ…気持ちいいっ…翔っっ…」
パンパンと肌のぶつかり合う音と結合部の水音が響く。
翔は手を壁に突っ張りながら…出来るだけ声を出さない努力をしていたけど…。
そんな事してると余計に…
翔「あぁっっ!止めっっ…」
翔の片足を上げ、腰を振る。
この角度だと…余計に深く突ける。
翔を支えながら震えるその身体を揺さぶった。
翔「聞こえちゃうっっ…止めてっっ…あんっっ…」
「無理っっ…翔エロいって…」
翔「あぁっっ…も、駄目っっ…出るっっ…」
「俺もヤバいっっ…イくっっ…」
翔の中のいいとこを擦りながら俺は思いきり深く突き上げた。
翔「ひぁんっっ…あ、あぁっっ…!!」
「っっ…!!」
翔の白濁が床に飛び散る。
慌てて引き抜いた俺の塊から…勢いよく白濁が壁に掛かった。
翔「はぁっ…はぁ…」
「ふぅ…すっげ…」
力の入らない翔の身体を正面から抱き締めながらその惨状をぼんやり眺めた。
「すげー…」
翔「もう…馬鹿…」
目が合うと翔がクスッと微笑んだ。
「可愛かったよ」
翔「うるさい馬鹿…」
おでこにキスをすると顔を埋めて来る。
翔「雅紀が片付けて…」
「俺?」
翔「雅紀のせいだもん」
「分かったよ」
ティッシュで手早く拭き取る様子をテーブルに腰掛けた翔が見つめる。
「よし、大丈夫?」
翔「うん」
終わると同時に足音が聞こえ、振り返ると祐輔がやって来た。
祐輔「兄ちゃん達…」
「ゆ、祐輔!」
祐輔「………絶対セックスしただろ」
翔「!!!」
雅紀「え!?」
祐輔「さっき親父が喧嘩してんのか心配になって厨房に来たけど真っ赤な顔して戻って来たんだよ!」
やっべ…絶対見られてる…!
雅紀「か、勘違いじゃないのかなぁ?」
祐輔「馬鹿!思いきりここイカ臭ぇんだよ!兄貴だけならまだしも翔兄ちゃんも何してんの!馬鹿兄貴に乗るなって!」
翔「ご、ごめんなさい…!」
そう言って謝りながら…翔は俺の事を鬼の形相で見ていたのだった…。