第11章 にゃーむね/伊達政宗
《おまけ》
光秀side
なぜ、俺が平成の世では皆が知っているおとぎ話を知っているのか__
不思議に思うだろ?
特別に教えてやろう。
実は天井裏でネズミを飼っているからだ
そのネズミはとても物知りでな
俺に役立つ情報を持ってくる
今回、凛にかけた術もそのネズミから知り得たものだ。
「催眠術」というそうだな
単純な人間ほどかかり易いと聞いて試してみたら効果は抜群だったみたいだ。
自分の思った通りに人を操るのは実に面白い
「光秀殿……」
「褒美は用意してあるぞ」
「おお!!素晴らしい!!この色、手触り……」
興奮を隠す事なくネズミの手にあるのは
金色に輝くまきびし__
Fin