第11章 松野家恋愛事情会議(逆ハー)
【トド松】
トド松「ただいま~」
僕が買い物から帰って来るとおそ松兄さんが険悪な表情で立っていた。
おそ松「トッティ、家族会議だ。」
トド松「へ?家族会議?」
ただいまと帰って来たのにおかえりもなしに家族会議て。
おそ松兄さんは無理やり僕を二階に連れ出し、僕らの部屋には珍しく兄弟みんながいた。
皆改まって、静かに座っていた。
トド松「何…この恐れ強い雰囲気……」
カラ松「○○のことについてだ。」
トド松「○○ちゃん………」
僕とおそ松兄さんもみんなに並んで座る。
おそ松「みんなも薄々気付いているが、全員○○の事が恋愛感情として好きだよな。」
みんな首を縦にふる。
トド松「いや初耳ですけど!?」
そんなの、僕とおそ松兄さんとカラ松兄さんだけど思ってた。
まさか十四松兄さんとかはともかく、闇松兄さんとライジングシコスキーまで!?ライバルが……
おそ松「この中で、○○とデートした奴手を上げろ。」
トド松「無視すな!!」
デートした奴はシコ松猫松十四松兄さんだったらしい。
十四松「○○ちゃんとやきう行ったよ!!楽しかった!!」
そのあと、十四松兄さんおそ松兄さん達にぼこぼこにされた筈だった。
一松「…遊園地」
それは、僕が協力した日。遊園地に行ったんだ。一松兄さんのことだから猫カフェに行くかと思ってた。
チョロ松「えとー…、ライブとご飯を食べに?」
トド松「コロス」
チョロ松「えっ」
ライジングは一生ライジングしてろ!!
おそ松「じゃあ次レベル高いよ?○○とキスしたことある奴!!」
あれは…風邪の日に○○ちゃんにキスしてそのあと風邪が伝染ったっけ……
手をあげたのは、
おそ松兄さん、カラ松兄さん、一松兄さん、僕だった。
いや、デート人数よりもキス人数のほうが多くない!?
それに一松兄さん!?デートキスどっちもって欲張りだよね、ずるいよね!?
トド松「一松兄さん……」
おそ松「一松……」
カラ松「一松…?」
一松「デートもキスもしたよ。だって○○と俺カレカノだし。」
____一松兄さんが兄弟全員からボコボコにされたのは其から暫くあとのことだった。