第1章 再会
しばらく七人で高校時代とか最近の事とかについて駄弁っていると、もう暗くなっていた。
「あ、もうこんな時間!」
腕時計を見ると、もう六時半を過ぎていた。
私はバイバイと手を振ってお母さんに挨拶する。
「松野君のお母さん、今日は楽しかったです。ありがとうございました。」
私は行きと同じように頭をぺこりと下げた。
松代「あらあら、いいのよ、そうだわ!○○ちゃん今日ウチに泊まって行かない?」
「えっ!?」
私はまた、下げていた頭を上げた。
そのとき、
おそ「じゃあお前ら全員いるかー?銭湯いくぞー」
チョロ「って、○○ちゃんまだいたの!?」
「え、あ…」
松代「あぁ今、○○ちゃんがウチに泊まりに来ないかって話してとこなの!」
十四「えぇー!マジっすか!?泊まってくれるんすか?ヤッホーい!」
じゅっ…十四松君がこんなに喜んでくれてる…
この無邪気な十四松君の喜びを壊すわけにはいかない…
「ありがとうございます!では、御言葉に甘えて泊まらせていただきます。」
私のその発言を聞いたとたん、六つ子が喜んで跳ねていた。