第7章 僕らの部屋(トド松)
【トド松】
カラ松兄さんと○○ちゃんを二人にしてよかっんだろうか。
何だか嫌な予感がする。
○○ちゃんの唇、桃色の味がして。
甘かった。
その唇を、体を、全てを、食べ尽くしたいくらいに。
また、キスをしたい。
いつも女の子とじゃれあってるはずなのに。
何で○○ちゃんだけ違う感情何だろう。
話すこと一文字一文字に緊張が走る。
近くにいると冷や汗が漂う。
キスをした時は自分が自分じゃないみたいな。
そんな感じだった。
おそ松兄さんとカラ松兄さんは何故あんなに平気でキスが出来るのだろう。
○○ちゃんが今ここにいることじたい、奇跡なのに、
僕があの日○○ちゃんに話しかけなければ。
○○ちゃんがあそこにいなければ。
僕達は一生○○ちゃんに会えなかったかも知れない。
○○ちゃんの前だけカッコつける。
まるでカラ松兄さんみたいだ。
○○ちゃん。
僕は君がだいすき。
大好き過ぎて耐えられないかも知れない。
僕らの部屋にずっといてほしい。
だけど時間はあっという間に過ぎて、いつか君とバイバイする日が来るだろう。
その日まででいいんだ。
いつか○○の目に僕だけが移る日まで。