第7章 僕らの部屋(トド松)
【○○】
んっ………
私は目が覚めた。
一度被った事のある柔らかい、ふかふかな布団。
トド松「○○ちゃん目、覚めた―――!!」
トド松君…?
トド松「○○ちゃん、昨日の夜、ひどい熱で倒れてたんだ。ゴメンね、僕らのせいで。」
私………倒れてたんだ。
昨日は一松君が路地裏で倒れていて、十四松君と一松君が仲直りして………
………ここから先は覚えてないや………
ガラッ
布団から出た時、部屋に一松君が入ってきた。
一松「○○……ゴメン、俺のせいで………」
一松君はいつも以上に暗い顔になって私の手を両手で包み込んだ。
一松君はただ、小さくごめん、と呟いていた。
「一松君のせいじゃないから。」
私は、そう言うしかなかった。
罪悪感で満ち溢れた人を庇う言葉なんて、1つしかなかったから。
一松「でも…俺が路地裏何かで拗ねたりしなければ…… 」
トド松「はいはい、闇松兄さんはあっちに行っててね~看病は僕にお任せ♪」
トド松君、ナイスフォロー。
トド松君は一松君を無理矢理部屋の外に連れ出し、扉を閉めた。
最後の一瞬、一松君が泣いているような気がした。