第5章 たまには甘えたい(おそ松)
襖を開け、見えたのは、緑のパーカー、チョロ松君だった。
チョロ松「あっ……」
チョロ松君は私とおそ松君を真っ赤な顔で見ている。
多分、私も同じ顔をしているだろう。
チョロ松「……すいませんでした」
「あっ、違っ…」
チョロ松君は襖を静かに閉めた。
おそ松「もぅ、シコ松のせいで雰囲気ぶち壊しじゃねーか―」
おそ松君は胡座をかいて文句を言っている。
「勘違いって言って来なきゃ……」
私がチョロ松君の後を追おうとした、その時____
おそ松「待って」
「えっ……」
おそ松「○○にたまには甘えたいんだよ、
○○以外に俺、誰に甘えればいいの?」
彼は頬を染めて、後ろから優しく抱き締めた。
おそ松君は昔から以外と甘えん坊な性格だった。
それは長男というプレッシャーの反面なのかも知れない。
「おそ松君…」
おそ松「やっぱセ○○○してくれる!?」
「いや、ダメだから。」
私たちはクスクスと笑っていた。
まるで、子供のように。