第21章 愛情行為故に(数字松)
【○○】
陽葵「○○~お昼食べよ~」
紗佳「疲れたぁー!」
ここはビル一階の食堂。
私たち三人はいつもここで食事をしている。
いつも通り、私の好きなカレーライスを一口ほおばる。
うん、美味い。
すると突然、パスタを食べていたあかねから話しかけられた。
陽葵「○○、ゴールデンウィーク終わってから焼けた?」
「えっ、焼いてる?」
旅行の日、春だから日焼け止め持って来なかったのが間違いだったのかな………?
紗佳「黒人みたい」
「いや、それは流石に大袈裟過ぎるでしょ、あ、そうだお土産。」
鞄の中に二人に渡すお土産を思い出して鞄の中から出す。
ちなみに中身はお菓子です。一番無難だから。
紗佳「ありがとー○○」
陽葵「金欠のクセに旅行?誰と行ったの」
金欠って…痛いトコ突かないでよ………
「えぇーっと、松野の6つ子とね?」
世界に数える程しか、いや世界に唯一かもしれない6つ子。ここ、赤塚区で知らない人などいなかった。