第20章 貴女の王子様(筋肉松)
【○○】
「んあ………」
大きな音に目が覚めた。
あれっ…私…さっきまで…
「あっ……//////」
ついさっきの出来事を思い出してしまって恥ずかしい。
私は寝て…いや、気絶したのか?
そういえばこの大きな音は何だろう?
…………十四松君のいびきか。
口を大きく開けて眠っている。
きっと疲れていたんだろう。
「………お疲れ様。」
私は、十四松君の退かされた布団を再び戻した。
私が寝ていた間に、また六人でババ抜きでもしていたんだろうか。
まぁ、ダブルベッド三つに七人だからね。
今日で最後の夜。
みんなできたこの旅行は、最後何だ。
また、みんなでいってみたいな。
この刺激的で楽しかった時間は、生まれて初めてだった。
「ありがとう…みんな……」
こんな私を、愛してくれて。
大好きだって、言ってくれて。
カラ松「…どういたしまして、○○。」
「え…?」
十四松君の方向を向いていたから気づかなかったのか、反対側にはカラ松君がいた。
私はその声にびっくりして、反対側を振り向く。
カラ松「お目覚めは如何かな?俺のお姫様。」