第16章 名前で呼んで?(おそ松)
【おそ松】
○○はいつも俺達6つ子のことを『君』付けで呼んでいた。
高校時代俺達以外の男子は苗字の呼び捨てで呼んでいた。
俺達だけ下の名前で呼んでくれてる。
昔はその事に微かな喜びを覚えていた、が。
それは単に学年に『松野』が6人いるから使い分けてただけ、その事に気付いた。
その証拠に、暫くすると○○は俺ら以外の男子とも下の名前で呼んでいた奴もいたな。
だから、俺も____
おそ松「『おそ松君』じゃなくて、『おそ松』って呼び捨てで呼んでよ?」
昔は活発な女立ったのに、成長してより女らしくなった○○。
昔と違って、呼び捨てで呼ぶことすら躊躇している。
おそ松「呼ばないと…………」
俺は○○の胸を軽く撫でる。
おそ松「○○の“ハジメテ”、貰っちゃうよ?」
○○はハジメテと言う言葉に耳まで真っ赤に染めていた。
マジか、リアルに処女だったんだ。
「わっ分かったよ……、おそ、松……////」
照れて布団に潜り込む○○。
その仕草なんなの?男の欲情煽るつもりなの?
可愛い。マジで可愛いよ○○。
お世辞とか、そんな奴じゃなくて、リアルに可愛い。
もう好きすぎてヤバいな。
おそ松「良くできました。」
俺は○○の前髪を掬い、
おでこにちゅ、と軽いキスをした。