第46章 バイカラーサファイアの夜 ーリクエストシリーズー
「ひゃっ…だめっ…それ…だめっっ」
「まだまだ…もっとだよ、こんなんじゃ伝えきれないから…
もっと感じて…もっと、溶かしたい」
ゆっくりと溶かされる後孔。
しつこいぐらいに指を抜き差しし、溢れるほどローションを熱く収縮するそこに塗りつける。
「もぅっ…もう…ちょーだぃ…
しょーくんっ…いじわるしないで…」
その言葉が欲しかった。
もっと俺を求めて…。
あなたを離す気なんて欠片もない俺だから。
あなたを雁字搦めにしたい。
「意地悪はしないよ。
大好きなあなたにそんなこと…出来るわけないじゃん
愛してる…俺のすべてを受け取って…」
ゆっくりと愛しい人の熱い部分に自分を沈めていく。
最初はゆっくり…そのまま徐々にスピードを上げて…。
何度も何度も穿つ。
部屋に響く水音と粘着音、そして肌がぶつかる音。
汗が滑り落ち、吐息と嬌声が交じる部屋。
時間を忘れてこの日は何度も混じり合った。
「ごめん…あと少し」
意識を飛ばした愛しい人に更に自分の欲をぶつける。
そう、それぐらい俺はこの人を愛してる。
こんなに嫉妬されるとは思わなかったけど…。
嫉妬されるってことはそれだけ俺を好きな証拠だから…。
「嫉妬させてごめん」
嬉しかったの一言は隠したまま、そっとキスをする。
明日からしばらくはこの人を優先にしようと思いながら華奢な体を抱きしめ、俺も眠りに落ちた。