第6章 堕とされた恋心
「んっ……ねぇ……私も……愛したい……」
「今宵は俺に酔いしれろ」
「でもっ……」
切なそうな顔をして俺を見つめてくるな
今の俺はお前を愛したい衝動でいっぱいなんだぞ
いつもは淫らなを愛でると興奮するが、今宵の俺は違う
ただ俺に愛されて悦びに浸るを愛でたい
「ん……光秀……」
「しょうがないやつだな」
そんなにも艶っぽいおねだりをされたら断りにくいだろ
(そんな風に仕立てたのは俺だがな)
「これで我慢しろ」
「んっ……」
の口に指を挿れてやると丹念に舌で舐めとる。
その行為はいつもと同じなのに
不思議だな
胸が熱くなってしまう
これが愛のある行為なのか
「ずいぶんと上手くなったな……」
「ん……」
指をに愛撫され、俺は蜜壷に舌を挿れて愛撫していく
「み、光秀……もう……っ」
「俺自身で達したいのか?」
「うん……」
いつもの俺ならもっと焦らしてやるが……今は無理だ。
俺もと繋がりたくて疼いてしかたがないからな
蜜壷に自身をあてがい味わうように沈めていく
の身体の中に入ったのは久しぶりだ
「んっ……ふっ……」
「温かいな……」
「え?」
幸せそうに微笑むに口付けを落とし、を快楽へと誘う
初めて愛した女と繋がる喜びに浸りながら
俺の心は満たされていく