第10章 これからも
翌日ダリューンは目を覚ました
どうやら昨日そのまま朝まで寝てしまったようだ
「殿下‥」
部屋をでると里奈とアルスラーンの声が聞こえてきた
「あっ!ダリューンおはよう」
「おはようございます。どうやら寝てしまったようで」
「ダリューンと話があるから里奈は先に部屋に戻っていてくれ」
アルスラーンにそういわれ里奈は部屋に戻った
「ダリューン里奈を頼む!」
「アルスラーン殿下?どういう意味で?」
ダリューンはアルスラーンの言葉に違和感を感じた
「里奈から殿下の傍にいないのですか?」
「そのつもりだったんだが‥戻らなければならなくなったんだ」
「まさか‥」
アルスラーンは頷いた
「父上の命令だ」