第4章 誘拐
翌日ダリューン達が目を覚ますと里奈の姿がなかった
「殿下が‥いない‥」
「おそらく夜中に殿下を連れ去ったようだな‥」
エラムは何かが落ちている事に気づいた
「ナルサス様手紙が落ちています」
「手紙?」
ナルサスは目を通すとダリューンに渡した
「ヒルメス‥あいつが殿下をさらったのか!!」
すぐに馬の準備をして出発した
「くそ‥殿下‥」
里奈が目をさますと見知らぬ場所にいた
「ここは‥はっ!」
手が縛られている事に気づいた
「ダリューン!ナルサス!エラム!」
「あいつらはいない」
ヒルメスが現れた
「ここはどこ!ヒルメス!!」
「そうだな‥俺の縄張りとでもいっておこうか‥」