第5章 birdcage
「翔…きもちいいことしようか…」
「え…?」
「翔がしたいこと、しよう?」
「かずくん…」
そっと翔のモノを口に含んだ。
「んん…かずくん…」
翔が俺の髪を掴む。
「大丈夫…きもちいいね…」
「うん…」
翔の身体が汗ばんでくる。
正直な反応に、俺の身体もだんだん燃え盛ってくる。
翔が、欲しい。
身体の奥底から、誰かが叫んでる。
翔と、一つになりたい。
口の中で翔がだんだん大きくなる。
翔の味は、俺にはとても幸せな味で。
もっと味わいたくて、もっと舌を絡める。
翔はその度に身体を捩って、小さい吐息を何個も吐き出す。
「かずくん…かず…」
その切ない声に、俺は胸を締め付けられる。
「翔…気持ちいい?」
「うん…ぼくも…」
翔は起き上がって、ソファを降りた。
俺の足の間に座ると、俺を咥えた。
「う…あ…ヤバ…」
翔はいきなり俺を強く吸い上げると、下から上までベロリと舐め上げた。
見上げて微笑む顔が、とても妖艶で…
「翔…愛してる…」
俺を咥える翔の頭を引き寄せて、ぎゅっと抱きしめた。