第1章 My Baby
おにいさんの名前は、さくらいしょうさんです。
先生が、しょうさんにあやまっています。
ぼくがはなれないから。
でもぼくはしょうさんがさみしいのがわかりました。
しょうさんは、はなれなくていいとおもっているのもわかりました。
だからずっとだきついていました。
ぼくもはなれたくありませんでした。
先生がおこりました。
先生がおこるとかなしくなります。
ごめんなさぁい…
ぼくは泣いてしまいました。
だって、先生をおこらせてしまったから。
また先生をこまらせてしまったから。
ぼくがたおれると先生はとてもこまります。
いつもきゅうきゅうしゃをよんでくれます。
しんぱいしてくれます。
そんな先生をぼくはこまらせてしまった。
でもしょうさんからはなれたくないのです。
ぼくもこまってしまいました。
泣いていたら、しょうさんが頭をなでてくれました。
「じゃあ、今日一日、バイトしていいですか?」
先生がこまっています。
「バイトいけなかったから、一日ここで雇って下さい」
先生のかおがぱあっと明るくなりました。
しょうさんはいけめんだから、うれしかったんだとおもいます。