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ROSE【気象系BL小説】

第16章 The Last Time


ごろごろと猫みたいに、俺の胸に額を擦りつける。


「和也…くすぐったい…」


そう言うと、くすくす笑ってまた額を擦りつけた。


「もー…悪い子だな…」


そう言うと顔を上げて、いたずらっぽく笑った。


額の髪をきゅっと上げて、キスしたら和也も真似して。


ちゅっと俺の額に吸い付いた。


気持よくて目を閉じていたら、そのままキスはまぶたに降りてきて…


頬に降りてきて…


最後に唇に落ちてきた。


「んー」


声を出して、俺の唇に吸い付くのがおかしくて。


ついに噴き出した。


「もー!しょうさんっ!」


ぷりぷり怒ってるのが、またおかしくて…


暫く笑ってたら、和也がキレて俺のバスローブを脱がしにかかった。


「わるいこ!わるいこ!」


俺が言った言葉を繰り返しながら、なんで俺を裸にするか…


「もう…悪い子はどっちだよ…」


そういうと和也を持ち上げて、くるんとうつ伏せにした。


素早く前に手を回すと、和也を掴んだ。


「あれ…?なんでおっきしてるの?和也…」


「ちあう…」


「じゃあこれ、なあに?」


「ちあうもん!」


「違うの…じゃあ、触るのやめようかな…?」


「やー!」


顔を真っ赤にして、ねだるように見上げてくる。


すけべ…は俺か。

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