• テキストサイズ

ROSE【気象系BL小説】

第1章 My Baby


どんっとぼくの肩にだれかがぶつかりました。


その人は、ぼくのあたまをなぐりました。


「てめーっ…この税金泥棒っ…!」


しせつのいりぐちで、ぼくはそのひとになぐられつづけました。


「ごめ…ごめんなさいっ…」


肩がぶつかっただけなのに、なんでこんなになぐられるのかわかりませんでした。


ぜいきんどろぼうってなんだろう…


ぼくはどろぼうなんかしてないのに…


うずくまってもその人はぼくのことをなぐりました。


「タダ飯食いやがって…!社会のゴミがぁっ…」


足でけられました。


とてもいたかった。


まわりのひとは、とおまきにしてみているだけで、だれもたすけてくれません。


なんとかにげようと手をのばしたら、その手をかかとでふまれました。


ぎりぎりっと音がして、ぼくの手から血がでました。


「いっちょまえに、逃げることは考えられんのかよ…このノータリン」


のーたりん?


「ぼくのなまえはのーたりんじゃありません…」


「ああ!?何いってんだてめえ!?さすがノータリン学校に通ってるだけあるじゃん」


「ぼくのなまえはにのみやかずなりです!」

/ 420ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp