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ROSE【気象系BL小説】

第2章 One Good Man


しょうさんは、明日もきてくれます。


やくそくしてくれました。


でも…


ぼくにはわかります。


しょうさんはこないって。


おとうさんとおかあさんもそうでした。


むかえにくるねっていって、きませんでした。


先生は、おとうさんとおかあさんがてんごくってところに行ったといいました。


てんごくってところは、ぼくにはまだ行けないそうです。


うんとおとなにならないといけないところだそうです。


先生がさきにいって、ぼくをそこまでつれていってくれるまで、いけないそうです。


そのときとおなじです。


しょうさんはこない。


あしたはこない。


そのさきだってこない。


だからぼくは今日わがままをいいました。


一日いっしょにいられて、とてもたのしかったです。


いっしょにきもちいいことができなかったのがざんねんです。


しょうさんなら。


ぼくもいっしょにきもちよくなれるとおもったのに。




しょうさんなら、ぼくをあいしてくれるとおもったのに。
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