第13章 告白
全ての準備が終わり席についている
いつもと違うことは
あたしが所謂誕生日席にいて、後ろには鈴村さんと岩田さんがいることだ
シーンとしている空気が張り詰めた空間
口を開いたのは鈴村さんだ
鈴「お前らもう心の準備は出来ただろう。名前ちゃん、皆の気持ちしっかりと受け取ってな」
岩「ここにいる奴らが良い奴ってのは俺らが保証するからな」
何を言っているのか分からないが頷く
神「あのね、これが俺らの気持ちだから。」
全「名前/名前ちゃんのことが
好き!」
覚悟を決めた皆さんの口から出た言葉は全て
愛の告白だった
あたしに向けての
そして、手には指輪やネックレスなどの装飾品
何より表情とこの空気が全員本気であることを知らせる
「あたしは……」
皆大切だし、大好きだ
選ぶなんて
鈴「君はもう選んでる人がいる」
岩「もう1度よく考えてごらん。そして、その人の手にある物を受け取りなさい」