第10章 名前と台本 ~H&T~
ここ最近皆さんと会うことが少なくなった
ライブの準備など忙しく
夜遅くに帰ってくることが多くなった
そんなある日
皆が久々にそろった朝食
「おはようございます」
神「おはよー」
浪「おはよう」
柿「おはよう!名前」
神「…かっきーは呼び捨てで呼ぶよね」
そう。いつの間にか柿原さんには呼び捨てで呼ばれるようなっていた
「そうですね。でも気にしてませんし」
神「なら、僕も呼び捨てで呼んでいい?」
その瞬間リビング中の視線があたしと神谷さんに向いた
なんだろ?
「いいですよ」
返事をし、神谷さんが口を開こうとした時
岡「僕も呼んでいい?」
「信彦さんもどうぞ」
その瞬間また空気が変わった
神「信彦さん?」
柿「なんで下の名前で……」
「えっと、この間そう呼んでと言われて」
入「のぶ君……」
岡「あ、えへへ?」
その後皆さんの名前を下の名前で呼ぶことと、あたしのことも下の名前で呼ぶことが決まった
そして、信彦さんはかきは、徹也さんに何処かに連れていかれた