第19章 ピンク
中村さんに連れられスタジオにやって来た
中「ちょっと待ってて下さい」
そう言って中に向かう
スタジオって結構大きいんだ
とか思ってると
吉「名前!」
「裕行さん」
今日はもう会えないのかと思っていた人物が目の前にいる
裕行さんに抱きつく
吉「ごめんな。」
「大丈夫です。仕事を頑張っている裕行さんが好きですから」
吉「ありがとうな。でも本音は」
「……出かけたかった」
吉「だよな。後1時間ぐらい待っててくれるか」
「え」
吉「遠出は出来ないけどどっか行くか」
「はい!」
中「吉野さん収録始めるって」
吉「あぁ、ありがとうな中村くん。」
中「いいんですよ。どうせなら収録見学させればいいじゃないですか」
見学
その言葉にあたしは反応する
見てみたいな仕事をしている姿を・・・
そんな気持ちを込めて裕行さんを見る
吉「ん」
声を漏らすとあたしを収録ブースまで連れて行って、監督に事情を説明して見学することになった