第17章 グリーン
ホテルの部屋は最上階
「凄い豪華な部屋ですけど。高いんじゃ」
柿「気にしなーい。それより」
目の前には徹也さんの顔
背中にはふかふかのベット
「あの」
柿「部屋に入って、ベットに座るからそうゆうことかと思ったんだけど」
押し倒されている自分
ちょっと動揺していると
怖がっていると思われたのか
柿「あーごめん」
離れていく徹也さんの手を取る
目が合う
柿「……引き止めるってことはいいの?」
言葉で言うのは恥ずかしく頷く
柿「ありがとう。
Ich liebe dich
Wert」
囁かれた言葉は異国の物であるが、意味が分からなくても温かい気持ちになった
田中名前と柿原徹也の物語は
新たな1ページを刻んだ
柿原徹也 END