第17章 グリーン
付き合ってから3ヵ月
雪が降りしきる今日
12月24日
聖なる夜
クリスマス・イヴ
そして徹也さんの誕生日
そんな今日は徹也さんと朝からデートだ
柿「イルミネーションか。最近は見ねーな」
あたしが見ていた雑誌に載っていたイルミネーションスポットを見て『行ってみたいな』と言うと徹也さんは『行こう!』
と直ぐに行動に移した
今は徹也さんの車の中だ
「あたしは初めてです。でも、いいんですか?」
柿「何が?」
「今日は徹也さんの誕生日なんですよ。徹也さんのしたいことして欲しかったんですけど」
柿「なら俺が、イルミネーション見たかったでいいだろ」
「本当ですか?」
柿「…本当は別の予定を立ててたよ」
「なら」
柿「俺はお前と居れれば何でもいいよ」
信号で止まった徹也さんはこちらを見た
あたしは顔が赤いだろう
柿「ふふ。真っ赤っかだ」