第4章 バレンタイン
~6人のバレンタイン~
サークルが終わり予定時間の少し前に江口さんの家に着いた
のぶ君に渡すチョコケーキと他の方にあげるマフィンも持った
その時
「りつ……」
さっきまで学校で話をしていた人物の声が聞こえた
「え、なんで。家こっちだっけ?
大和」
大「いや違うけど……」
「じゃあどうしたの?」
大「お前に話があってさ。先に帰っちゃうから追ってきた」
「電話でもよくない?急ぎの用なの?」
大「まぁ。いろいろ…」
「そう。で話って?」
大「あのさ、今日ってバレンタインじゃん。それで……」
暫く無言が続く
大「お前に彼氏いるんのは知ってんだけど聞いて欲しい。
好き
りつの事が好き」