第7章 ♦️逮捕しちゃうぞっ♥♥♥
「てぇへんだ、てぇへんだ〜!」
おいおい、オイラの睡眠を邪魔するのはいって〜、誰でぃ?
「てぇへんだ、てぇへんだ…って、おやびん、また昼寝でやんすか?」
岡っ引きの雅紀が呆れた声を上げるが、そんなの関係ねぇ。
大体がこの平和な昼下がり、昼寝以外に何してろってんだぃ…
「ふぁ〜あ、オイラはもっかい寝るからよぉ…おやすみ〜」
オイラは手をヒラヒラさせながら座布団を枕に寝転がった。
「へい、おやすみなさい…って、おやびん! 呑気に昼寝なんかしてる場合じゃありやせんよ! 殺し、ですよ、こ〜ろ〜しっ!」
はいはい、殺しね?
で、誰が誰に殺されたって?
「って、おめぇ! なんでそれを早いとこ言わねぇんだよ! で、現場はどこでぃ?」
オイラはガバッと起き上がると、着流しの裾をピラっと捲った。
「あぁ〜、おやびんの生足〜」
雅紀がオイラの足をスリスリと撫でるもんだから、つい…
「あん…」
なんて声が出ちまうじゃねぇか(〃ω〃)
いやいや、いかんいかん…
気を取り直して、と。
「と、ところで、殺しのあった現場は近ぇのか?」