• テキストサイズ

ぼくらはDreamer【気象系BL】

第21章 銭湯へGo!


『受けの湯』

さてさて…
本日”一発目”も済ませたことですし、そろそろ”受けの湯”を覗いてみましょうか?

翔君と一緒にやって来たこの男。

実にフワフワしている。

ちょっぴり色黒なのが玉に瑕ではあるが、フニャフニャした笑顔は私の荒んだ心を癒すようだ。

おっと、念のため言っておくが、私は”攻め”も”受け”も両方楽しめるタイプなのでね…

確か…”智君”とか言ったな?

彼のようなタイプも好みと言えば好みである。

しかし智君?

その肩に担いだ細長いケースは一体?

もしやライフル?

逃げた方がいいのか?
いやしかし、私の下半身は…

「あの~、君?」

私は思い切って智君に声をかける。

「えっ、オイラ? …なぁに?」

ポヤ~ンとした表情で私を見上げる。

その瞬間、

ヤッホ~イ!

私の心が小躍りを始めた。

思わずにやけそうな顔をキュッと引き締め、私は智君のケースを指さす。

「それは何が入ってるんですか? もしも危険物なら…」

「ん? あぁ、これ? これはねぇ…♪」

チャッチャラ~♪

中から出てきたのは、いくつかのパーツに別れた…

釣竿?

「オイラね、釣りが趣味なの? でね、ここなら釣れるかなぁ、と思って」

あぁ、なるほど…
釣りね…ふ~ん… 
/ 403ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp