第10章 ♥“おめでた”ですよ？ ｢アンケート祭り222｣

研修医　二宮side


指を挿れられただけでも痛かったのに…

それ以上の痛みが僕のお尻に襲い掛かってきて、僕は思わず悲鳴を上げた。

大体“クスコ”なんて僕は知らない…お菓子のビ〇コなら知ってるけど…

相葉さんが僕の手をギュッと握って、頭を撫でてくれるけど、それじゃあ痛みは消える筈もなくて、僕は腰を捩って何とか痛みから逃れようとした。

でもこの変てこな椅子ではそれも叶わなくて、グイグイとお尻の穴を広げられる痛みに、僕は唇を噛んで耐えた。

｢もう少しで検査が終わるからね？」

Dr.松本が僕の股の間から顔を覗かせるから、僕はそれにウンウンと頷いて見せた。

｢超音波の検査をするよ？」

Dr.松本が見せてくれたのは、細長い棒状の物。

「そ、それは…？」

「これかい？　これはね…、相葉君…お願いするよ？」

『相葉メモ…妊娠初期の超音波検査では、”経膣プローブ”というスティック状で、膣内へ挿入できるタイプの器具を使用する』

「まさか…それを…？　無理、絶対無理っ！　あぁぁぁっ…ん！」

クスコってやつで目いっぱい広げられた僕のお尻に、プローブってやつがズブッと突き入れられた。

でも不思議と痛くはなくて、寧ろ尖端で奥をツンツンされると、全身にゾワゾワが駆け抜けた。

僕のアソコは…また元気になった。